直線が213mしかない園田競馬の追い込み馬、グランプリシップが好きだ
この馬は地方競馬、兵庫所属なのでご存知の方は多くないと思いますが・・・。ちょっと紹介させてください。
グランプリシップ。牡4歳。芦毛のクロフネ産駒。
2018年8月22日現在、24戦4勝(4-3-4-13)。実はセレクトセール出身馬なんです、母パーシャンブルーから遡るとご先祖様にはアンバーシャダイやサクラバクシンオー。案外良血お坊ちゃま。中央競馬でのデビューですが2戦しただけで園田に移籍しています。
そして
「なぜこんな直線の短い競馬場に移籍したのか?」
と疑問に思うくらいの最後方からの追い込み専門脚質が特徴。
私が夏休みに園田競馬場まで行った時(8月9日)に、嬉しいことに偶然このグランプリシップも出走してまして。
このやる気なさそうな呑気なパドック周回がかわいい!!
パドックの呑気さそのままにレースはいつもほぼ最後方から。でも終いは確実で園田の短い直線を豪快に追い込んできます。田野豊三騎手が主戦になってから更に追い込みに磨きがかかったようで、上がり3Fはここ8戦連続で最速。絶望的な位置からだいたい0.5秒差くらいまではくるので応援しがいがあります!
実際に見てきた8月9日の出走レース(C1二組・ダート1400m)をレポートしますね。
↑スタートは安定してちょい出遅れ気味。園田特有の熾烈な先行争いなど何処吹く風、最初のコーナーは最後方からノソノソと。
↑だいたいこんな位置に居るので向こう正面での各馬位置取り紹介のカメラはなかなかグランプリシップまで回ってくれません(ファンとしては悲しい)。
↑向正面後半から徐々に加速していって四角でこの辺までは追い上げてきます(未だ最後方ですが)。直線入り口のコーナーが園田は急なので膨れてしまい常に大外一気。直線213mだけど凄い勢いで突っ込んで来るのがカッコいい。
↑ゴールではだいたいこのあたり!先頭の馬とは4馬身差くらい?最後の脚は他馬とはもう全然違います。もうあと50m直線が長ければ!(あ、もちろんたまに大外一気決まります)
グランプリシップの上がり3Fタイムは安定して38秒台前半くらい。園田競馬は39秒台で速い部類なのでもう圧倒的、中央競馬の芝なら32~33秒前半を連発しているイメージでしょうか。
現在所属しているC1という中堅どころのクラス(中央競馬で1000万下くらい)となるとなかなか前も止まらないので、展開に恵まれないと勝利は難しいかもしれませんが、まだ4歳と若いので園田で異色の個性派追い込み馬としてこれからも頑張って欲しいもの。
先日買った応援馬券(またの名を「ハズレ馬券」)、今も持ってますよ!
今週も8月24日、金曜日のナイター開催で出走予定。
好きです、グランプリシップ。